7月5日の「アサザイ 今日の1社」はデータ・アプリケーション(3848)を放送しました。 [「今日の1社」取材後記] [朝イチマーケットスクエア 「アサザイ」]
2017/07/05(水) 15:34

 7月5日の「アサザイ 今日の1社」はデータ・アプリケーション(3848、JQS)を放送しました。

 今回は、代表取締役社長執行役員 武田 好修様にお越しいただき、EDI・ライセンス出荷数・導入企業数・戦略的製品である「ACMS Apex」、そして今後の戦略等についてお話を伺いました。

 同社は、企業間での見積、受発注、決済、入出荷等、商取引に関わる情報を統一させた形式に従って電子化し、ネットワークを通じて送受信する仕組みである「企業間電子商取引(EDI)」を支えるミドルウェア製品を開発、EDI市場において6年以上シェアNo.1を獲得しております。

 昨今では、主力のEDIに加えて、ETL(データ抽出・変換・移行)やEAI(企業内アプリケーション統合)にもビジネス領域を広げ、「EDI市場No.1からデータ連携市場No.1」を目指した取り組みを続けています。

 今回は、井上哲男より取材後記が届いております。ぜひご覧ください。

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取材後記
データ・アプリケーション (3848) (東証ジャスダック・スタンダード)
ラジオNIKKEIスタジオで取材・収録。お相手は、代表取締役社長 武田 好修 ( たけだ よしのぶ )様。

「 カタリスト 」

▼最後発グループからシェアNo.1企業に
 上場が2007年4月、ちょうど10年が経過した。
 同社は、「企業間電子商取引」(EDI)における、見積もりや発注、決済、入出荷など、商取引に係る情報を、統一された形式に従って電子化し、ネットワークを通じて送受信する仕組みで支えるミドルウェア製品の開発で知られているが、もう6年以上、シェアNo.1企業として君臨している。
 その販売は、基本的に間接販売。70社以上のSI会社などの販売パートナー会社が、その使い勝手の良さを知ったうえで販売しているが、実は、同社はこの領域における最後発グループであったものの、ユーザーの細かなニーズを一つずつ解決していくことを繰り返した結果、現在の地位を築いたという歴史がある。

 「セグメント」は、この「ソフトウェア製品の販売」の他に、出荷したソフトウェア製品の「メンテナンス」と「サービス」があるが、今年3月期の売上構成比は、「ソフトウェア製品」が約44%であるのに対して、ストックビジネスと考えられる「メンテナンス」、「サービス」の合計が約56%を占めており、このことが同社の事業安定性に寄与していると言える。

 出荷ライセンス数は前年度1,200本程度増加して9,892本であったが、それから2ヶ月経たないこの5月下旬についに1万本を突破した。

▼戦略的製品「ACMS Apex」
 同社のこれからのカタリストは、昨年6月にローンチされた戦略的製品「ACMS Apex」。
 前年度の売り上げ目標として1億円を掲げたが、実際はそれを上回る1億3000万円の売上を計上した。
 
 同社は、この製品の市場への浸透について、3段階のSTEPを想定している。それは、STEP1:「サービス事業者」への導入、STEP2:「サービス利用者」への導入、そして、STEP3:他の「サービス」への横展開、である。

 前年度に目標売上を達成したことについて伺っても、武田社長の満足度は決して高いという印象は無かった。
 その理由は、前年度、同社のEDIソフトウェア製品を利用している顧客のこの製品への代替ニーズの大きさが分かり、今年度もSTEP1での拡販は期待されるものの、その先にある、STEP2、そして、大いなる売上増が期待されるSTEP3での展開をその視線は捉えているからであろう。
 間違いなく、この製品の今後の展開は、同社の「カタリスト」である。

 

▼徹底された堅実経営
 今期の減収、減益見込みについて、季刊である株式情報誌の解釈は非常に浅いという印象を持つ。

 同社は前期、それまでの完全子会社であり、「メンテナンス」と「サービス」を行っていたホロンテクノロジーを吸収合併している。これは、この業務を"ONE DAL"として行うことを宣言した形であるが、その際に大きな決断を行っている。

それは、ホロンテクノロジーが行っていたオープンソースサポートビジネスを終了するということである。DAL以外の製品を対象とするこの事業の収益性、今後の事業拡大性を考慮した結果の英断であり、人財を含めたリソースの有効活用にもつながる。
カタリストはその事業に無いのである。

 同社は番組の中でも紹介したが、スプリングキャピタル社の経営指標ランキングにおいて、7期連続トップ500位内を継続した134社のうちの栄えある1社であるが、特に、収益性である利益率に秀でている。この英断も同社ならではの収益性重視の観点からのものと判断される。

 無借金経営であるが、「創業から暫くは非常に厳しかった」と社長は言われた。堅実経営が徹底されているのは、この経験があるからゆえであろう。
 「堅実経営、プラス、『カタリスト』」。数年後の同社は、今よりももっと高い位置から、この業界を俯瞰しているかもしれない。その際に見える景色は、今と全く違うものであろう。

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取材後記は以上です、いかがでしたか?

本日の放送はオンデマンド配信にて早速アップされております。是非お聞きください。
それでは来週もお楽しみに!

データ・アプリケーション IRサイト
アサザイ(2017.7.5放送分)

代表取締役社長執行役員 武田 好修さまと