4月10日放送の「アサザイ 今日の1社」に出演いただいたプロネクサス(7893・東証一部)は、それらの書類作成をはじめとしたディスクロージャー・IR支援のリーディングカンパニーです! 最近では幅広いIR活動サポートにも注力し、本番組のスポンサー提供やラジオNIKKEIと共催による個人投資家セミナーなども実施されています。
今回は代表取締役社長 上野剛史様にお越しいただきまして、井上哲男がインタビューをいたしました。また力の入った取材後記が届いておりますので、どうぞお読みくださいっ!
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取材後記
プロネクサス(7893)(東証1部)
ラジオNIKKEIスタジオで取材・収録。お相手は代表取締役社長の上野剛史さま。
「NEXUS -絆- 」
▼先生からの質問
もう5年ほど前のことであるが、何度も生徒を日本一に導き、弓道教育において誰もが第一人者として認める人とお話をする機会があった。初老で小柄な体のどこにそのパワーがあるのかと思ったが、今でも請われて全国の学校に教えに行っている。実際に指導しているところも拝見させて頂いたが、今問題となっている体罰の正反対の教え方で、優しくそっと手を添えて教えただけで体躯には決して恵まれていない子供達が次々と的を射るのを見て驚かされた。「魔法の手」と呼ばれる所以である。
その先生が、お話の最後に私におずおずと切り出した。「あの、少し株の話をしてもいいですか?」そして、株主だという数銘柄を挙げられたが、上場市場も業種もあまり一貫性がない。そして、続いて出た言葉に私は少なからず驚いた。「これらの会社って、実際はどういうことをやっているのですか?」これまで私も色々な株に関する質問を受けたが、自分が株主である会社が何をしているかを聞かれたのは初めてであった。
▼ストック・ビジネスによる安定性
先週の対談後記で記した企業の「ディスクロージャー」と「IR」の活動を、"黒子"としてシステムの提供やコンサルティング・サービスを通じサポートしているのが同社。プロネクサスの歴史は日本の証券市場における情報透明化の歴史でもある。昨年9月時点で上場全企業の55%を超える企業をクライアントとして抱えるリーディング・カンパニーであるが、30%台のシェアから過半数に至った道のりは決して平坦ではなかったと思慮される。なぜならば、この事業はストック・ビジネスだからである。
企業がIPOをして上場する。その際のサポートが優秀であったと認められれば、それからその企業が行う「ディスクロージャー」や「IR」において受注できる見込みは高まる。実に同社の場合、継続率は90%を超える。それだけ継続率が高い業界においてシェアを拡大したということは、システムを含めた同社の"黒子"としての優秀さと新規のIPOの受注に成功したことが大きいと思われる。その好例がJ-REITである。
上場企業のサポート以外に同社は目論見書・運用報告書の作成などのサービス提供を、国内・外資系投信会社や外国会社、J-REITに対して行っているが、J-REITにおけるシェアは90%以上と非常に高い。もうかれこれ10年以上の歴史となったJ-REITであるが、金融商品としては若い部類である。このシェアが9割以上ということは、新しい商品に求められる専門的、また、法的な対応が速やかに出来たということであろう。日銀の買入れから再度ブームとなっているJ-REITは、昨年4年半ぶりに新規のIPOがなされたが、それから上場した6社のうち5社が同社のサポートによるものである。
このようにストック・ビジネスであることから、業績の安定性は非常に高い。番組の中でも紹介したが、リーマン・ショックの影響で過去12期における最低の営業利益率となった2011年3月期の数字が7.4%。この7.4%という数字を同期間クリアし続けてきた企業は金融を除いて152社しかない。平均営業利益率は104位、およそ35社に1社の数字である。因みに7.4%の次に悪い数字は9.5%。安定感が分かる。
▼思わぬ「縁」
冒頭に戻る。自分が株主である企業が何をしているかを尋ねた先生に、私は「では、なぜ買われたのですか」と質問返しをした。
少し間を置いて答えた先生の言葉だ。「私は定年まである中学校で教師をしていたのですが、その教え子が社会に出て立派になっています。いつまでも先生として応援しているという気持ちで、それらの会社の株を少しだけ持っているんです。社長になって株主通信に写真が出ているのを見ると、それは嬉しいものです。」私はとても感動した。そして、その教え子の一人が上野社長である。「とても明るくて優しい子でした」と言っていた。
世の中に不思議なことはたくさんあるが、最も不思議なものは、人間の"縁"だと思う。その数年後、先生が言われた「とても明るくて優しい子」に「アサザイ」のスポンサーとなって頂き、こうして目の前でお話を聞くなどと露にも思っていなかった。「アサザイ」は上野社長ではないが、やはり他の人との"縁"から企画が進んだものである。
▼「絆」を、つなぐ
プロネクサスの社名は「プロ」と「ネクサス(絆)」の合成語だ。"縁"は、そのままでは単に"縁"である。それから信頼が生まれて初めて「絆」となり強くなる。IPOなどの"縁"から始めてプロネクサスが企業との間で築き上げたものは、確かに「絆」である。
「アサザイ」を作製するにあたり、プロネクサスのIRチームには多大な仕事量の負荷をかけている。出て頂く企業の選定、企業が訴えたい内容の吟味、日程の調整、私やラジオNIKKEIとのミーティング等々。。。
「アサザイ」が出来ること、それは、プロネクサスが「絆」を築き上げた企業と投資家の間に、今度は「IRと言う名の絆」を築き上げる手助けをすること、それに尽きる。そして、私が出来ること、それは、他のIR番組にはない、私独自のデータ分析から導かれる有益な情報を投資家のための投げ続けていくこと。それしかない。(了)
-----------------------------------------------------取材後記は、以上です。いかがでしたか?
弓道の先生という意外なところから話が始まりましたが、こんな不思議な縁があったんですね~。
先生が最初に質問された、
「これらの会社って、実際はどういうことをやっているのですか?」
これを株主・投資家のみなさまに「わかりやすく」伝えるお手伝いをするのが、まさにプロネクサスのIR支援です。本番組への提供なども、もちろんその一環です。
投資家目線でみるともっと多くの企業からわかりやすい情報発信があればと思いますし、そのためにも同社には頑張っていただきたいですね♪
(関連リンク集)
■プロネクサス IR情報
■プロネクサス 個人投資家向け情報
代表取締役社長 上野剛史様と。