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朝イチマーケットスクエア「アサザイ」

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 飲食店に行く時、気になることといえば、料理の内容や雰囲気、場所等、店舗のことばかりで、系列や経営先までチェックする方は、あまり多くないのではないでしょうか。

 「この前のお店って、あの会社が経営してるんだ~」

 アサザイ担当の私も飲食店に行った後、このような感想を漏らすことが多々あります。企業名は知らないけど、店舗名はたくさん知っている。いろんなお店に行っているつもりでも、実は同系列のお店ばかりに行っていた、なんてことも。

 

 10月15日放送の「アサザイ 今日の1社」は、「あのお店も御社の経営でしたか!」と思わず呟いてしまったダイヤモンドダイニング(3073・JASDAQスタンダード)です!

 同社はこれまで大変多業態での出店を進めてきまして、「ヴァンパイアカフェ」や「アリスのファンタジーダイニング」等のコンセプト系の店舗から、「わらやき屋」「熱中屋」等多店舗展開しているお店など、数々の人気店を抱えています。

 

 今回、執行役員管理本部長 須藤大輔様にお越し頂き、事業戦略の最適化と今後の展開について、お話し頂きました。

 井上哲男からも熱い取材後記が届いていますので、どうぞお読みください!

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取材後記

ダイヤモンドダイニング(3073)(ジャスダック・スタンダード)

ラジオNIKKEIスタジオで取材・収録。お相手は管理本部長 兼 IR部長の須藤 大輔さま。

 

「個店の強さから次のステージへ」


▼外食産業の20年 

 外食産業はこの20年で大きく変化を遂げてきた。というよりも、外食産業のほとんどが所属する東証業種区分上の「小売業」自体が大きく変化したのである。

 弊社は「小売業」を、「総合小売」、「専門小売」、「外食」に大別しているが、それぞれについて大きな変化があった。「総合小売」には100円ショップなどが新たに上場し、コンビニが"進化"を遂げ、「専門小売」ではユニクロやABCマートなどの好業績が常に話題となった。また、これらの「デフレの雄」と呼ばれた企業群にかつて所属していたのが、ハンバーガー・チェーンや牛丼チェーン、そして大衆居酒屋チェーンであった。

 

 外食産業のこの20年を振り返ると、ハンバーガー・チェーンは淘汰が進んだ後にその競争相手がコンビニとなり、牛丼チェーン、ファミリー・レストランについては、勢力図も事業展開も変わっていない状態が続いている。番組の中で須藤氏が述べた、「横展開」と呼ばれるものである。

 平たく言うと、駅前の好立地に同じ看板(ブランド)のお店を展開し、主に流通にしわ寄せする形でコストと戦ってきたということである。

 
▼「個店の強み」が、のぼる階段

 しかし、居酒屋は変わった。というよりも、もともとこの横展開に拘る姿勢は無理があったといえる。その大きな理由は、ファストフードと違って滞在時間が長く、また、客は「どこの店舗で食べても同じ」という画一的なものを求めているわけではないということである。大衆居酒屋チェーンはその後、少し"こじゃれた和食屋"を目指し、個室を増やしたりしたが、それもすぐに客に飽きられた。理由は、味がほとんど変わらなかったからである。

 

 そして、「第3居酒屋世代」と呼ばれる新たな風潮が起き、「革命児」、「風雲児」などと呼ばれる経営者、企業が現れたのである。展開で心がけたのが、業態の拡大とブランディングである。番組の中で私がお店(業態・ブランド)の名をこれほど挙げたことはないとリスナーの方は思われたと思う。

 「わらやき屋」は高知の食材を多く用いており、カツオや個人的にはうなぎがお奨めであるが、「九州熱中屋」では九州の活魚が味わえ、「ベルサイユの豚」では、宮崎・都城のブランド豚に加えて、(東北に牧場があり、東京の最先端商業施設に独自のレストラン展開を果たしている)有名な平田牧場の豚も楽しめる。「蟹地獄」はそれこそ蟹三昧である。お分かりであろうか、全社ベースで見た流通コストは決して、初期の段階では低くないはずである。それでも、同社は個店の強さを追い続け、ブランディングの手を緩めない。2020年までに300業態(ブランド)1000店舗を目指すという。

 このブランディングが成功して、初めて次のステップに進むことができることを同社は知っている。番組の中で述べられた展望である、「『個店の強み』というマルチコンセプト戦略から、M&A戦略を経て、ブランド集約や物流の強化という『チェーン店の強みを発揮』する」という過程において、この段階からの成長が一番企業として果実を産むのである。今、ダイヤモンドダイニングは圧倒的に支持された「個店の強み」を活かして、そのステージに確実に上りつつある。

 
▼「人材」のいるお店に、足を運ぼう

 現在、外食産業で求人が思うようにいかないことが社会問題となっているが、私はそれが全て、過酷と言われる労働実態だけが理由ではないのでは、と思っている。個人的に利用したくないお店で働きたい人はいない。また、人材の教育がこの業界においては本当に重要である。教育がお仕着せ的なものでなく、会社が目指す方向性をきちんと理解してもらうためのものであることが重要であり、同社はこの部分を正しく理解しており、綺麗な社内報までも隔月で作成している。それゆえ、ダイヤモンドダイニングのお店は、どこに行っても店員さんの接客態度は非常に良い。

 

 最後にブランド名を列挙する。「九州熱中屋」、「わらやき屋」、「九州黒太鼓」、「アリスのファンタジーレストラン」、「今井屋本店」、「鳥福」、「ベルサイユの豚」などなど。また、「アミューズメント事業」の「BAGUS」。是非足を運んで頂き、その良さを知って欲しい。「小売業」、「サービス業」はまず実際に利用してから投資の対象となる。(了)

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 取材後記は以上です。いかがでしたか?

 同社では、独自の予約サイト「らくスケ」を設けており、いつでも店舗の予約が可能です。しかも「DDマイル」というご予約者様専用ポイント制度があり、なんと飲食代の10%がマイル(ポイント)として付与されます。

 

 なお、ダイヤモンドダイニングは、10月26日(日)の「アサザイ・IRスペシャルセミナー」にもご参加頂きます。さらにセミナーご来場様全員にお食事券のプレゼントしてくださいます!

 本日の放送を聞いて気になった方は、ぜひお申込み下さい。抽選で100名様をご招待いたします。応募〆切は10月17日(金)17時です。

 

(関連リンク集)

ダイヤモンドダイニング カンパニーサイト

ダイヤモンドダイニング サービスサイト

「アサザイ・IRスペシャルセミナー」のご案内、お申込み

管理本部長 兼IR部長の須藤大輔さまと
管理本部長 兼 IR部長の須藤大輔さまと