8月27日放送「今日の1社」アルパイン(6816)の取材後記です! [「今日の1社」取材後記]
2014/08/27(水) 15:19 今日の1社担当
 車の販売店では、「モノを売るのではなく、ライフスタイルを売る」ということがよくいわれます。
 家族で車に乗って向かう行き先や、あるいは道中の時間など、車を軸にしたライフスタイル全般を楽しんでもらう、という考え方です。

 8月27日放送の「アサザイ 今日の1社」では、そんなドライバーのカーライフをサポートする、アルパイン(6816・東証一部)をご紹介しました! 同社は車載のカーオーディオやカーナビ等において、世界的に知られています♪
 今回は代表取締役社長の宇佐美徹様にお越しいただき、井上哲男インタビューに答えていただきました。井上哲男からの取材後記を、是非お読みください!

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取材後記

アルパイン(6816)(東証1部)

ラジオNIKKEIスタジオで取材・収録。お相手は代表取締役社長の宇佐美徹様

 

「安全性と快適性」


▼海外で知られる、純正品

 欧州の投資家に知っている日本の電機メーカーの名前を挙げてもらうと必ず出てくる「アルパイン」。高級車の純正カーオーディオ、カーナビゲーションとして世界の評価は確固たるものがある。

 売上構成は海外が約9割で国内が1割となっているが、出荷先別では自動車メーカー向けが85%、ショップ向けが15%という数字に純正比率の高さが分かる。

 純正としての出荷が続けられる理由は、求められるクオリティ水準をクリアし続けてきたからである。番組でも一部紹介したが、民生品(普通の家電)とは異なり、クルマの中という過酷な環境である温度、湿度、振動、更には視認性などの操作性の研究は不可避であり、研究開発拠点は日本だけでなく、アメリカ、ドイツ、中国にもある。


▼"走る電子部品"を支える

 自動車に関する技術、研究は、日本が一歩も、二歩も他国の前を進んでいる。日本がハイブリッドに関する技術供与を行ったのが2~3年前であり、他国のメーカーはまだストラグルしているが、日本は、電気などの"つなぎ燃料"の先にある次世代燃料車の開発、そして、自動運転まで視野に入れたスマートカー戦略に乗り出している。もうすぐ9月であるが、この9月、10月は、国内外で自動車の商品開発デモが発表される"ショーの季節"であり、今秋も日本メーカーの発表が世界を驚かせるであろう。

 かつては、このような産業が多く見られた日本だが、現在は自動車だけがこのような先進性を備えている。これを支えているものは、自動車メーカー自身の取り組み姿勢とともに、電子部品メーカーの技術力である。自動車はもはや"走る電子部品"であり、この研究開発なくしては自動車の先進性は成し得ないのである。

 
▼アルプス電気との協働

 アルパインの特徴として宇佐美社長は「親会社(アルプス電気)が電子部品メーカーで、子会社(アルパイン)が完成品メーカーであること」を挙げた。確かに、あまりこれは無いパターンである。そして、この協働が両社のチカラになっていると考えられる。

 スマートカーの時代になっても、クルマに求められるものの本質は変わらない。それは「安全性と快適性」である。「スマホがナビをするからカーナビゲーション・システム需要は減速する」と言うアナリストがいるが、全くもってお門違いだと思う。それは情報通信のアナリストの考えであって、自動車部品や電機のアナリストの視座ではない。カーナビゲーション・システムにとって、スマホは敵ではない。そのソフト性、コンテンツ性をつなぐことによって取り入れることが、利便性、そして安全性につながるのだ。一人でスマホを見ながら運転するのでは危ないが、それが、世界最大10インチのアルパインのカーナビ画面に映し出されれば快適であろう。「クルマのネットワーク端末化」とはソフト、コンテンツの取り込みによって快適性を高めるとともに、安全性にブレーキをかけるものであってはならないのである。アルプス電気は今秋から従来、パネル内に表示されてきた速度計などが、フロントガラスに見ることができる特殊ディスプレーを量産するが、同社はもともと、車内・車外のインターフェースと呼ばれる部分の電子部品技術が傑出していることで知られている。アルパインとアルプス電気が、クルマの安全性と快適性に寄与してきた部分は非常に大きい。

 
▼東北から、はじまる道

 そして、もう一つ知っておいて欲しいことがある。それは、両社が東北の地域経済に大きく寄与しているということである。アルパインのいわき本社は市内の好間工業団地にある。工場、研究所などの本部機能に加えて、人材派遣会社まで持っており、自社工場だけでなく、地元の労働力が円滑に地元の他の企業にも結びつく手伝いをしている。社長自身もいわき在住である。また、アルプス電気も開発センターが仙台にあり、宮城県に加えて、アルパインのあるいわき市にも大きな工場を2つ構えている。

 九州はシリコンアイランドと呼ばれ、東北自動車道はシリコンロードと呼ばれるが、そこで日本の付加価値の高い電子部品が生産されている。全ての電子部品の目的は、クルマと同じく「安全性と快適性の追求」である。(了)
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 取材後記は、以上です。いかがでしたか?
 いわき市から世界へと伸びるアルパインの今後に、期待したいと思います。

 なお、アルパインからは今回、「アルパインロゴ入り4色ボールペン」 5名様をリスナープレゼントにいただいています。別途本サイトで告知されますので、ふるってご応募くださいね。

 また来週の「今日の1社」も、お楽しみに!

(関連リンク集)
■アルパイン 株主・投資家の皆様へ
 
代表取締役社長の宇佐美徹様と。
代表取締役社長の宇佐美様と。

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