1月29日放送「今日の1社」日本ドライケミカル(1909)の取材後記です! [「今日の1社」取材後記]
2014/01/29(水) 14:50 今日の1社担当
 「3.11」以降、防災についての関心が非常に高まっています。災害への備えが平時に注目を集めることは少なかったのですが、「そういえば、このビルの対策はどうなっているのだろうか」「もし災害が発生したら、我が家ではどうするのが良いか」と、あらためて周囲を振り返ってみた方も多かったのではないかと思います。

 1月29日放送の「アサザイ 今日の1社」では、日本の消火・防災をワンストップで支える、日本ドライケミカル(1909・東証一部)代表取締役社長の遠山榮一様にお越しいただきました! インタビュアー・井上哲男との収録もたいへん話が弾みまして、同社の強みについてわかりやすくお話をいただきました。

 井上哲男から早速取材後記が届いていますので、どうぞお読みくださいっ!

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取材後記

日本ドライケミカル(1909)(東証1部)

ラジオNIKKEIスタジオで取材・収録。お相手は代表取締役社長の遠山榮一様

 

「消火活動以外ではCO2を出さない」

 

▼日本ドライケミカルとの出会い
 日本ドライケミカルと私のつきあいは長い。私の社会人としてのスタートは国内損害保険会社の財務部有価証券課配属であった。業務上購入した株式の企業の決算や業況の報告を受けることが多かったが、損害保険という会社の性格上、防災や防火関連の上場企業については、ほぼ全社の株式を保有していた。一時的な決算のブレには惑わされず、企業の取組みをきちんと理解することの大切さを教わったのはこの時である。

 

 入社して15年目で有価証券課長を務めていた時、日本ドライケミカルはTOBでタイコグループの子会社となり上場廃止となった。2000年のことである。寂しかったことを覚えている。その翌年、私は外資系の運用会社に転職した。

 防災、防火、消火。これらの企業には一つのシンパシーを感じる。それは、「話題になる、ニュースになるときはその会社にとって良くないことが起きたときである」ということだ。シンドラー社のエレベーターを巡る事故の報道も同じで、「他社のエレベーターは今日も正常に動いていました」というニュースが流れるはずもない。

 

 収録の数日前のことであるが、中部電力の碧南火力発電所で石炭を粉砕する装置内部から出火する事故があった。火災報知器が作動したことから監視モニターを通じて出火が確認され、消火装置が作動し、駆けつけた社員も消火器などで消火作業にあたった結果、けが人も無く5分で鎮火したという。

 こういうニュースを見る度に、日本の消火・防災企業への感謝と"良かったね"を感じるのは損害保険会社にいた性(さが)であろうか。万が一、火災報知器が作動せずに大きな火災となった場合、メーカーは厳しい立場に立たされることになる。

 
▼ワンストップ型企業への進化と、好調な業績

 このような心情を抱いていることもあって、日本ドライケミカルの再上場を聞いた際には、本当に嬉しく、損害保険会社時代のことまで思い出された。

 それから2年半が経つ。東証1部復帰も果たしたが、驚くのは業務拡大の勢い、スピード感である。申し訳ない言い方であるが、かつて上場していた時にこのようなイメージは抱いていなかった。初田製作所、沖電気防災、新日本空調とそれぞれ業務提携や資本提携、又は傘下に入れる形の協業を組み、従来の「消火なら日本ドライケミカル」から「消火・防災なら日本ドライケミカル」というワンストップ型企業としての地位を確実なものにしつつある。

 

 業績も好調である。番組でも紹介したが、直近4期で売上高経常利益率は、2.7%→3.4%→4.2%→5.5%となっており、3年間で倍となった。こうなると売上高が注目されるが、それも212億円→237億円→289億円→301億円(今期見込み)と3年間で1.5倍に拡大している。昨年11月末に公募・処分・売り出しなどを発表したため、希薄化を織込む形で株価は大きく下落したが、その後は戻り歩調にある。必要なファイナンスであったことや、希薄を考慮したバリュエーションでも決して割高ではないことを市場は認識しつつあるのだ。

 
▼変わらないDNA

 ロング・インタビューでも紹介しているが、同社はエアウォーターの子会社である松山酸素と共同出資で(株)イナートガスセンターを設立した。それまで大気中に放出していたCO2ガスの96%以上を再生利用することができるセンターは、日本で西日本に松山酸素、東日本にイナートガスセンターの2つしかない。「消火活動以外ではCO2を出さない」ということを堂々と掲げて目標に向かって取り組んでいる姿勢、それは、再生可能なアルミ製消火器の製作に早くから取組み、圧倒的なシェアを築いた同社の"循環リサイクルDNA"がなせることなのかもしれない。

 上場廃止前とスピード感が変わったと書いたが、変わらないものを同社はきちんと持ち続けていてくれた。冒頭で述べた『教わった大切なこと』を再度教わった気がする。(了)

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 取材後記は、以上です。いかがでしたか?
 「消火・防災のワンストップ企業」としての事業展開について、放送で詳しくお話いただきましたので、オンデマンドもぜひお聴きください!

 また放送中でもご紹介したとおり、日本ドライケミカルは2月21日(金)、22日(土)の「東証IRフェスタ2014」に参加します。ブース出展(ブース番号C-13)のほか、21日(金)17:55~18:40には会社説明会(事前登録制)も行いますので、要チェックです。

 加えて今回、リスナープレゼントとしてオリジナルクオカード1,000円分を5名様分ご提供いただいていますので、こちらのページよりふるってご応募くださいね♪

(関連リンク集)
■日本ドライケミカル 投資家の皆様へ
■東証IRフェスタ2014 イベントページ

(代表取締役社長の遠山榮一様と。)
代表取締役社長の遠山榮一様と。


<以下、参考写真です>

(日本ドライケミカルが支える消火・防災の領域)
日本ドライケミカルが支える消火・防災の領域

(同社が建築防災設備を提供した建造物の例)
日本ドライケミカルが建築防災設備を提供した建造物

 

(同社艤装による消防車)

日本ドライケミカルが艤装した消防車


(同社のアルミ製消火器。再生可能であり、軽いのが特徴です)

日本ドライケミカルのアルミ製消火器。再生可能で軽いのが特徴です。

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