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朝イチマーケットスクエア「アサザイ」

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「アサザイ」も好調のうちに1年4ヶ月あまりが経過しまして、「2回目」のご出演となる企業も増えてきました。1回目で企業のすがたやビジョンを知り、2回目でその後の進捗をお聞きできるのは、たいへん嬉しいことです♪

 さて、11月6日放送の「アサザイ 今日の1社」は、2回目ご出演のポーラ・オルビスホールディングス(4927・東証一部)でした。引き続き積極的なIR活動を推進されている、広報・IR室 IR担当課長の齋藤明子さまに井上哲男がインタビューしました!

 皆様お楽しみ、井上哲男の取材後記が届いていますのでどうぞっ!

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取材後記

ポーラ・オルビスホールディングス(4927)(東証一部)

ラジオNIKKEIスタジオで取材・収録。お相手は広報・IR室 IR担当課長の齋藤明子さま。

 

「声を聴く姿勢」


▼ポーラとオルビスの両輪 

 昨年秋以来、ちょうど1年ぶりにポーラ・オルビスホールディングスさんが来てくれた。先週(10月30日)、第3四半期の決算発表が行われたが、決算短信に加えて決算補足資料も速やかにHPで更新されており、個人投資家に対する同社の細やかで機敏な対応がここでも分かる。

 

 番組の中でもご紹介したが、ポーラ・オルビスホールディングスの下に、ポーラ社もオルビス社も海外ブランド社も、そして育成ブランドを作っている各社もぶら下がっているのであるが、両資料共にこれら各社の動向が分かるようになっており非常に理解しやすい。

 決算を見る際のポイントとなる前提は(番組の中でも触れたが)、前期の売上高に占めるビューティーケア事業が売上の93%であり、その内訳が、株式会社ポーラが55%、オルビス株式会社が26%、その他については、海外ブランドが7%、育成ブランドが5%程度となっており、ポーラとオルビスが売上の両輪であるということである。

 その両社であるが、ポーラブランドは前年同期比で売上高が1.8%増加、営業利益については16.1%増益、オルビスブランドは売上高が前年同期比変わらずで、営業利益が17.7%の増益と好調な数字となっている。

 
▼海外ブランドの成長

 今期も含めて6期間、同社が非常に安定的な成長を遂げてきたエンジンが両社であったことは確かで、アナリストが最高評価を同社に付している根拠にもなっているが、今回の四半期決算で第3の柱が確実に成長していることが分かる。それは海外ブランドである。

 番組の中で紹介した海外2ブランド(「H2O PLUS」(海洋成分由来の製品群、北米・アジアを中心に世界20カ国以上で販売。昨年2月より同社入り)、「ジュリーク」(オーガニック原料、豪国からアジア・米国・欧州など世界20カ国で販売。今年1月から同社入り)の売上が、第3四半期段階で全体の10.5%となり、オルビスブランドの売上と比べても三分の一を超えてきたのである。

 もともとポーラ・オルビスホールディングスにぶら下がっている各社は「1社1ブランド」であり、由来成分や価格帯などできちんと棲み分けがなされており、ホールディングカンパニー内のバッティングがないが、この状態で海外ブランドの売上高が伸びているということは来期以降の海外部門の利益が楽しみになってくる。とにもかくにも、今12月期での売上高、営業利益、経常利益の2期連続での過去最高の更新の確度は高まった。


▼「声を聴く」DNA

 通信販売に力を入れるオルビス社が経済産業省系(サービス産業生産性協議会)の日本最大の顧客満足度調査である「JCSI(日本版顧客満足度指数)」の通信販売部門において、「ヨドバシ.com」、「Amazon.co.jp」、「Joshin web」などを抑えて3年連続で第1位となった。また、振り返ってみると、この3年間は、ポーラ・オルビスホールディングスが積極的にIRの活動の場を広げていった期間でもあった。

 ここには共通したことがある。それは「声を聴く」という姿勢である。ユーザーの声を聴き流通の改善に努める、投資家、または潜在投資家の声を聴いてそれをIR、ひいては会社施策に活かす。それが、「3年連続第1位」や「個人投資家に占める女性比率40%超」に繋がっているのである。

 そして、思う。それは全てユーザーの肌に直接触れる商品を扱い、顧客の声を聴くことから全てが始まる化粧品メーカーが持つDNAなのだと。同社の強さの本当の源泉は、この「声を聴く姿勢」なのかもしれない。(了)
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 今回の取材後記は、以上です。放送を聴き逃した方は、ぜひオンデマンドでもお聴きくださいね~。
 ポーラ・オルビスホールディングスのIRサイトを見ると、「個人投資家の皆様へ」というコーナーがあり、ここには「グループの全体像」、「化粧品業界の基礎知識」などのオリジナルコンテンツが用意されています。

 「化粧品業界の基礎知識」のページでは、化粧品に馴染みの薄い男性投資家にもわかりやすく、業界や化粧品についての説明があります。同社は「女性向けIR」を積極的にされているイメージが強いのですが、しっかりと男性向けの配慮もされているのです♪


 さて、そんなポーラ・オルビスホールディングスは、11月9日(土)には「ラジオNIKKEI&PRONEXUS共催 企業IR&個人投資家応援イベントin福岡」に参加されるほか、その後も多数のIRセミナーに参加されます!
 IRセミナー情報は、下記のリンクをご参照くださいませ。

(関連リンク集)
■ポーラ・オルビスホールディングス 株主・投資家情報
■ポーラ・オルビスホールディングス 個人投資家説明会・セミナー
■10月30日開示 平成25年12月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
■10月30日開示 2013年12月期第3四半期決算補足資料

広報・IR室 IR担当課長の齋藤明子さまと、ラジオNIKKEIスタジオ受付にて。
広報・IR室 IR担当課長の齋藤さまと。