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人間が生活していくうえで基本となる「衣食住」のうち、「住」は最も高価なものであり、よく「一生の買い物」ともいわれます。それだけに立地・ブランド・信頼性など、さまざまな要素を検討して購入にいたるのが一般的ですね。
 そんな中、関西地区でたいへん高い支持を集める企業があります。11月13日放送の「アサザイ 今日の1社」に出演いただいたフジ住宅(8860・東証一部)です!大阪府下を地盤に、分譲住宅の供給や中古住宅の流通・土地有効活用事業・賃貸および管理事業など、幅広い不動産関連事業を展開しています。
 大阪府の住宅供給総合ランキングでは第1位!まさしく大阪のメジャープレイヤーなのです♪

 今回は取締役経理部長・財務部長・IR室長の石本賢一さまにお越しいただき、井上哲男がインタビューしました。
 なぜ、フジ住宅は支持されるのか? 井上哲男の取材後記をお読みください!

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取材後記

フジ住宅(8860)(東証一部)

ラジオNIKKEIスタジオで取材・収録。お相手は取締役経理部長・財務部長・IR室長の石本賢一さま。

 

「家族からはじまる物語」

 
▼大阪府で、もっとも支持される住宅

 積水ハウスも大和ハウスも大阪の会社であるが、その大阪府で最も住宅を供給している会社はフジ住宅である。(直近公表数字である2011年までの2年間)

 大阪府下を中心に阪神間、和歌山県北部地域でも事業を行っているが、関東エリアでの実績はない。しかし、株主の30%は関東在住であり、投資家の人気も非常に高い。その理由の一つは勿論、業績が絶好調であることだ。今期は中期3ヵ年計画の2年目にあたるが、その中期経営計画(2年目)をさらに上回る見込みを期初から掲げており、10月31日に発表した第2四半期の決算も順調で、売上、3つの利益ともに過去最高を記録する確度は高まったといえる。

 

 しかし、この企業の魅力を語ると、定量面もさることながら、定性面についてはさらに大きな声の調子となってしまう。

 まずはホームページを見て欲しい。日興アイ・アールが同社を3年連続で「企業HP優良サイト」に認定している。一見、何も奇をてらっていない普通のホームページではあるが、右下の「創業者 今井光郎の哲学」と「株主・投資家情報」を見ていくにつれて、このホームページが只者ではないことに気がつくと思う。お勧めの読み方としては、まずは「創業者 今井光郎の哲学」をクリックして最下段にある「家族からはじまる物語」を読み、それから、「フジ住宅が出来た理由」、「創業者 今井光郎の哲学」の細目を見たのちに、「株主・投資家情報」で社長のコメントに入っていくパスである。ここまで来ると、このホームページ全てが血の通った人間の言葉で出来ていることが分かる。そして、会長から新入社員まで同じ経営理念で結ばれていることも、である。

 

 フジ住宅の強さは何かといえば、それは徹底した顧客ニーズへの対応と、売ったあとのアフターケアに尽きる。「最後まできちんとやってくれている」という顧客の感謝の声は、同社の知らないところで紹介営業の役割をきちんと果たしている。身近で家を建てた人がそのメーカーに対する不満を言っていたら、聞いた人はそのメーカーで家を建てようとは思わないことは明らかだ。それが、「大阪府で最も住宅を供給している会社」にまで同社を押し上げた唯一無比の力である。

 
▼大英断がもたらした安定感

 この顧客との密着度が一つの大英断をもたらしたと私は考えている。同社は昨年2月までの7年半もの間、分譲マンションの販売を中止していた。これは、土地の価格が上昇し始め、「この価格で土地を購入して、(当然価格が上昇した)マンションを分譲してもお客さんのニーズには適わない。また、リスクである」という判断をその時点で下したということだ。

 

 2007年3月期の決算を終えて、不動産会社に対するアナリストの評価基準は「マンション分譲やビル建築用の土地をどのくらい(何年分)確保しているか」であった。ちょうど米国でサブプライム・ローン問題が初めて表面化したのがその3月であり、とても危険な匂いがしていたが、結果的にグリーンスパン前FRB議長が「根拠無き熱狂」と呼んだバブルは2007年10月のダウ1万4000ドル乗せで終わった。それから1~2年でアナリストの高い評価を得ていた不動産会社達は、その在庫に苦しみ、金融機関はバブル時に学んだ学習効果で早々と蛇口を絞ったこともあって、PER2~3倍台、PER0.2~0.4倍というバリュエーションながら潰れてしまい、次々と市場から撤退していった記憶は鮮明である。同社がその危険にさらされなかった一因は、前述したマンション分譲からの一時撤退である。このようにして同社は今期を含む過去20年間の決算で2000年3月期の最終赤字以外は3利益共に全ての期で黒字達成という抜群の安定感を示しているのである。

 
▼「家族からはじまる物語」

 これだけ言葉を尽くしても、私は同社の定性面での素晴らしさを十分の一も伝えられていないと思う。展示場前の道路を毎日きれいにしていたら、アダプト(アドプト)制度により府から認定を受け、その五年後には同道路が国土交通大臣表彰を受けたことなど、書きたいエピソードはまだまだあるが、最後に一つ加えるとしたら、お話頂いた石本取締役が、会長、社長、社員の話をしだしたら止まらなくなってしまったということである。まるで子煩悩な親が子供の話を続けるようにである。経営理念を会長から新入社員まで同じ熱さで感じている企業は間違いなく強い。

 

 インタビューを終えたあと、関東に長年住んでいる私は、「このような会社は大阪にしかないかもしれない」と少し羨ましく感じた。そして思う。大阪の人は、買って頂く前だけでなく、買って頂いてからはそれ以上にお客さんのことを強く思うDNAの不動産会社が大阪にあることを誇りに思って欲しい。そして、それは全て表題からはじまる。再度言う。ホームページを見て欲しい。(了)
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 取材後記は、以上です。いかがでしたか?
 井上哲男が文中でお勧めしているホームページの順路は、以下のとおりです。

(1)「家族からはじまる物語」
  ↓
(2)「フジ住宅が出来た理由」
  ↓
(3)「創業者 今井光郎の哲学」
  ↓
(4)「株主・投資家情報 トップインタビュー」

なお、フジ住宅40周年のロゴマークにもあるように、社名の「フジ」とは富士山を表しています。大阪の会社なのになぜ富士山なのか? という疑問も、最初の「家族からはじまる物語」で丁寧に語られていますので、ぜひ読んでみてください♪

 このほかにも、株主通信でのアンケート結果をホームページで掲載されていたりします。このアンケートに回答すると単元株主全員に徳島産「すだち」1kg、または淡路島完熟「玉ねぎ」2kgがプレゼントされるのですが、それらの調理方法も掲載されているなど、確かに「血の通った」ホームページであることを強く感じますね~。

 井上哲男もまだまだ語り足りないということですので、またいつか再出演いただきたいですね!

(関連リンク集)
■フジ住宅 株主・投資家情報
■株主様アンケートの集計
■株主還元 ※すだちと玉ねぎの調理法が紹介されています。

取締役経理部長・財務部長・IR室長の石本賢一さまと。
取締役経理部長・財務部長・IR室長の石本賢一さまと。