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 経営環境の変化にあわせて、中核となる事業が変化してきている企業があります。今回ご紹介するミナトエレクトロニクス(6862・JASDAQスタンダード)もその1社。1966年にICテスタ1号機「集積回路ファンクションテスタ」を開発してから47年、現在はデバイス関連、タッチパネルが中核事業となっています♪

 今回は代表取締役社長の若山健彦さまにお越しいただきまして、井上哲男がインタビューしました。
 あらためて井上哲男が取材後記にまとめていますので、どうぞお読みください!


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取材後記

ミナトエレクトロニクス(6862)(東証ジャスダック・スタンダード)

ラジオNIKKEIスタジオで取材・収録。お相手は代表取締役社長の若山健彦さま。

 

「カタリストは社長」

 

▼「2本柱」+1
 テスターの会社というイメージが強かった同社であるが、現在のセグメントにおける2本柱は「デバイス関連事業」と「タッチパネル」である。

 「デバイス関連事業」は企業の設備投資の影響を受ける部分であるが、デバイスプログラマーとしての同社の歴史は古く、国内メーカーも稀少でありステータスは高い。また、「タッチパネル」は特に大型・中型においてメーカーからの信頼が厚く、プリクラ、自動販売機、マスコミなどで幅広く使われており、この分野の業績は堅調である。

  同社が新規の柱として現在考えているのが、環境関連事業。具体的にLED照明の販売を行うことを表明している。今期の上期の段階では立ち上げが進まなかったことが10/11に発表された適時開示資料から分かるが、この分野の進捗はこれからの四半期ベースの決算でも追っていきたいと思う。また、海外売上についても注目である。海外の連絡事務所が稼動することにより、この増加に期待したい。近年、均(なら)してみると海外売上高比率は15%前後で推移しているが、2005年3月期からの3年間、24%~31%の水準にいたことがある。同社のクオリティの高い製品は販路が確立すれば需要が見込めると考えている。

 
▼最大のカタリスト

 そして、番組でも触れたが、最大のカタリストは若山社長自身であると思う。金融界ではかなりその優秀さの誉れが高い同氏が就任して1年半。筋肉質な会社に変えて、これから展開していく戦略が楽しみである。ホームページのリニューアルも行われるという。是非、若山社長の考えや目指している方向性がきちんと投資家に伝わるものにして欲しいと思う。(了)
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 取材後記は、以上です。いかがでしたか?
 若山社長のプロフィールは同社の適時開示にもありますので、関連リンクもご参照くださいね。

 それでは、また来週の「今日の1社」もお楽しみに!

(関連リンク集)
■ミナトエレクトロニクス IR情報
■ミナトエレクトロニクス 平成24年6月12日付適時開示 代表取締役の異動に関するお知らせ

代表取締役社長 若山健彦さまと。
代表取締役社長 若山健彦さまと。